映画「おくりびと」観ました。

2009年03月15日 | 0comments | 0trackbacks

話題の映画を観ました。
前評判がすごかったので、実際はどうかと思いながら観たのですが、すごくよかった。

死んだ人をあつかう商売というのは、昔から穢れたものとして忌み嫌われていたようで、
映画の中でもそういうシーンが何度か出てきました。それを題材としているにもかかわらず、
なんと言う心地よさを感じさせてくれる映画なのかと、感動を通り越した気持ちを、今も持ち続けています。

納棺士という職業があることを知りませんでしたが、れっきとしたサービス業だと感じました。

亡くなった方がクライアントなわけですが、ニーズも感想も聞かせてもらうことは出来ず、
取り巻きの方々の思いや感情をも推し量りながら、
ただひたすら誠実に、生真面目に、粛々と進めていきながら、心を通い合わせる仕事なのだなぁと思いながら観ていました。

ある意味において、究極の形なのかもしれません。

いい加減に適当に扱おうと思えば、マニュアルにしたがって儀式として行っていくことも出来る。
でも、生前の姿を可能な限り取り戻してあげる事によって、遺族以上に本人に喜んでいただきたいと願いながら、
出来るだけのことを頼まれもしないのにする姿は、究極の姿のように私の目には映りました。

そのときに納棺士が何か失敗をすれば、その人の最後に汚点をつけることになり、取り返しの付かないことになってしまうわけです。

私たちが行っているサービス業としての重みは、ひょっとするとそこまでの重さを感じていないのではないか、
などと反省をさせてもらいました。

誠実さと優しさ、生真面目さと思いやり。
納棺士に求められる人となりは、私たちサービス業に従事しているものに求められるものとなんら変わるものではありません。

人の本当の最後を飾ってあげる仕事、私には出来そうも無いなぁと思いながら、
主役の本木さんの自然な演技のゆえなのか、なにやら温泉に浸かっているような心地よさを味わっていました。

130分の長さもまったく意識しませんでした。

アカデミー賞部門賞受賞作だと知っているからなのかなぁとも思いましたが、
今、もう一度見たいと思っている気持ちはそのこととは無関係ではないかと思うのです。

滝田監督に感謝とともに、仕事の種類ではなく、行っている人の心の気高さがその人が行う仕事を高貴なものにするのだと、
改めて感じさせてもらいました。
♪ぼろは着てても心は錦ぃ、どんな花よりきれいぃだぜ・・・♪という歌を思い出しました。
日本人の心、まだまだ捨てたもんじゃねぇ。
そんなことを、今映画を思い出しながら感じています。

Trackback URL

http://e-aun.heteml.jp/mt/mt-tb.cgi/182

コメントする



HOME | あうんについて | 事業案内 | 実績 | 会社概要 | 社員紹介 | BLOG | LINE UP TOPICS
we create heartful communication
COPYRIGHT©2006. 有限会社 阿呍. ALL RIGHTS RESERVED.