「パラダイム」について

2011年07月21日 |

「パラダイム」について考えていきたいと思います。

“パラダイム”という言葉、聴いたことありますか?

現在の意味のパラダイムを最初に用いたのは、トーマス・クーン(Thomas S. Kuhn)という科学史の研究者でした。
クーン氏は1962年に著した『科学革命の構造』の中でパラダイムという言葉を用いました。
もともとは自然科学の概念を表現する言葉の一つでしたが、この考え方が、科学だけでなくあらゆる分野で用いられる言葉になりました。

スティーブン・コヴィ博士の著書「7つの習慣」ではパラダイムのことを、
『パラダイムは世界を見る見方であり、私たちの認識、理解、解釈を決めるものである。』と記しています。

私なりの解釈は「世の中を見る見方(心のめがね)」「それぞれの人が持っている認識、理解、解釈を決めるものさし(価値判断の基準)」です。
つまり、人はそれぞれその育ってきた環境や受けてきた教育、宗教、文化、地域などによって、物事に対する認識や考え方、理解の仕方や解釈など固有のものを持っているということです。
違った言い方をすると、“固定概念”“先入観”などということができるかもしれません。
厳密に言えば“個別パラダイム”と呼ぶほうがぴったりくるのかもしれませんが、ここでは単に“パラダイム”ということにします。

例えば、日本人はクリスマスを楽しんだ一週間後には、新年の初詣をします。
人が死ぬと一般的に仏教葬で送ります。
私たち日本人にとってはなんでもないことですが、特定の宗教を信仰している国の人にとっては、非常に奇異に映ります。
つまり、理解できない行動ということになるのです。
これは、国民性や社会環境の違いであるわけですが、この違いが、それぞれのパラダイムに大きく影響しているのです。
したがって、特定の宗教を信仰している国の人にとっては、非常に奇異に映る日本人の宗教観も、われわれ日本人にとって(日本人のパラダイムからすれば)別におかしなことではないわけです。

このように、周りの環境や教えられてきたことなどによって、物事をみる見方や考え方が決まってくるのですが、この見方や考え方を“パラダイム”と呼ぶことにします。

あなた自身の“(個別)パラダイム”について考えてみる機会にしてください。



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