「パラダイム」について-2-

2011年07月23日 |

“パラダイム”についてもう少し詳しく考えてみましょう。

例えば、“好み”ということがあります。好きか嫌いかということです。
食べ物の好みや人の好き嫌い、ファッションの好みなどさまざまです。
十人十色などといいますが、人それぞれ好みが違うということは誰もが知っていることです。
甘めの味付けが好きな人もいれば、濃い目の味付けがいいという人もいる。

納豆などは結構好き嫌いの差が激しい食品の一つです。
近の健康ブームの中で納豆が見直されていますから食する人も増えましたが、元来納豆は関東方面のもので、関西の人はあまり食さないものでした。
小さな頃から家で納豆を食べる機会の多い関東に人は、納豆のあのにおいを臭いとは思わないわけです。
東京のホテルの中には、和食の朝食に納豆をつけているホテルが多くあります。
関西では、少し前まで朝食で納豆を提供しているホテルはそんなに多くありませんでした。
食習慣という環境の違いによるものですが、同じ日本の中でも環境によって異なるということです。

ですから、納豆を使った創作料理を作ってみようという発想は、関西では起こりにくいのではないかということです。
納豆を食べない人にとって、納豆を使った料理の発想は起こりにくいわけです。
納豆を食べない環境に育ったという“パラダイム”を通して料理を考えると、納豆を使うという感性は起こりにくいということです。
つまり、環境というパラダイムを通すことによって、感性という次のパラダイムが決まることがあるということです。

もう一つ身近な例で、“かわいい”とか“きれい”とか言う形容詞に対するイメージもパラダイムによって大きく影響されます。
「かわいい赤ちゃんを見た」という話を聴いたときに、十人いれば十人とも異なった赤ちゃんのイメージを頭の中に描いています。
なぜかというと、過去に経験した(見た)“かわいい赤ちゃん”が同一であるはずがないからです。

話を聴いたときに頭に思い浮かべるイメージは、その人が過去に経験した(見たり聴いたりした)ことに大きく影響されます。
したがって、パラダイムを形成するものには、“その人の経験”も重要なポイントであるということです。
あなたのこれまでの経験で、人との感覚の違いを感じたことはありませんか?



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