「パラダイム」について-3-

2011年07月24日 |

パラダイムについての理解、少し深まってきたでしょうか。

“パブロフの犬”って学校で習ったことを覚えている人もいると思います。
パブロフはロシアのノーベル賞受賞心理学者で、行動心理学の実験に犬を使いました。
それで“パブロフの犬”って言うことで有名になりました。
どんな実験かというと、犬にえさをやる前にベルを鳴らします。
“ベルを鳴らしてからえさをやる”これを繰り返し行っていると、
ベルを鳴らすだけで犬はよだれをたらすようになります。
条件反射の実験です。有名な実験なので知っている人も沢山いると思います。

人間も動物です。

例えば、長期間「株式会社東洋サービス」という会社で働いていたとします。
電話が鳴るたびに「お電話ありがとうございます。東洋サービスです。」と言って電話応対をしていました。
訳あって「中部開発」という会社に転職をしました。
電話をとると「お電話ありがとうございます。東洋、いえ、中部開発です。」と前職の会社の名前が口をついて出てきてしまいます。しばらくの間電話が鳴ると「東洋サービス」と言ってしまいそうになります。
これも一種の条件反射です。無意識の内に脳が反応してしまう、いわゆる“習慣化”しているからなのです。
脳が電話に対して「東洋サービス」というように習慣付けられているからです。

私たちのものの考え方や感じ方にも同じことが言えます。
なぜなら、ものの考え方や感じ方も同じ脳の働きによるものだからです。
そしてそれは、パブロフの犬のように条件反射的に脳によって考えたり感じられたりします。
この瞬間の反射は抑えることができません。

しかしながら人間は、自分の力によってそれらの反射反応を回避することができます。

仕事なんておもしろいはずがない、上司と部下の関係なんて所詮そんなもの、お客様なんてどうせわがままばかり言うもの、頑張ったって理解されるはずがない・・・、などなど。
そういう風に思っている人は、おそらくそんな環境にいるのでしょう。
そしてきっとそんな環境が嫌だと思っているでしょう。
でもいつの間にか順応し(あきらめ)、その環境に合わせたものの考え方や感じ方になってしまっているのだと思います。でも、心地は決してよくはない。

そこから逃れるために必要なことが、パラダイムの転換(パラダイムシフト)です。

自分の持っているパラダイムを知り、そのパラダイムを転換させることです。
少しは離れたところから自分の日頃の行動やものの考え方や感じ方を見つめてみてはいかがでしょう。自分の独自のパラダイムにはまり込んでしまって、そのパラダイムだけを通して物を見たり考えたりしていませんか。
一度、自分のパラダイムをはずして、物を見たり考えたりしてみてはどうでしょう。
何か違って見えてくるかもしれませんよ。



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