「パラダイム」について-7-

2011年07月30日 |

私たちは、客観的に物事を判断していると思っています。

いろいろな本を読み、いろいろな経験をして、幅広い知識を基にした客観的判断を下しているつもりでいます。
しかしながら、いろいろな本を読むときも、いろいろな経験をするときも、常に、自分独自の世の中を見るめがねを通してしか、見ることができていないことを知らなければなりません。
つまり、自分独自のめがねを通してみた客観性であるということです。
それはとりもなおさず、主観であるということに他なりません。

だから、他人が言うことが自分と意見や考え方に違いが生じたとき「あいつは間違っている」と思ってしまうのです。
でも、その“あいつ”の意見も“あいつ”自身は客観的と思っているはずです。
そうすると、客観的意見など存在しないことになってしまいますが、様々な意見や考え方があることを認識し、できる限り相手のめがねでものを見るよう努めることによって搾り出されてきた意見こそが、より客観的判断に基づくものといえるのではないでしょうか。

どこの会社でも“会議”なるものに結構時間が割かれていたりします。
なぜ会議が必要なのか。
その一つの理由が、『様々な意見や考え方があることを認識し、できる限り相手のめがねでものを見るよう努めることによって搾り出されてきた意見こそが、より客観的判断に基づくものといえる』からなのではないかと思うのです。
会議というものはその為に顔を突き合わせて行うことになっているのではないかと思うのです。
組織としてより客観的判断のもとに搾り出された意見を集約するためにです。
その為には、日頃から、パラダイムの転換を意識したコミュニケーションが行われている必要があります。会議の席だけそうするというような器用なことができるはずがないからです。

パラダイムを意識すること。「なるほど、そういう考えもある」と思えるように、素直に相手の考えを受け入れることと。
パラダイムという独自のめがねを通してしか物事を見ることができていないということを認識すること。

コミュニケーション上手になるためにとても大切なことなのではないでしょうか。



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