「語感トレーニング」

2011年09月18日 |

以前から気になっていることの一つに、
サービス産業としてお客様と直接接点を持つ人たちの
「言葉に対する意識の希薄さ」があります。

私たちは“言葉”というツールで以ってお客様とコミュニケーションを図っています。

例えば、電車の車掌さん。
次に停車する駅名や案内、注意喚起や事故等の状況説明や情報提供など、
マイクとスピーカーを通して乗客に知らせてくれるのですが、
聞こえにくかったり、何を言っているのかわからなかったりすることが多くあります。
伝えるべきことを乗客が理解してはじめてコミュニケーションの意義があります。
テレビやラジオのアナウンサーの方々ほどとはいかないまでも、
自分の声や話し方、話すスピードなどに興味を持って、
聴きやすいのか、伝わりやすく話せているのかを確認する努力が必要だと思うのです。

もちろん、車掌さんに限った話ではありません。

サービス産業に従事しお客様との接点を持つ人たちは全員同じ事に注意すべきだと思うのです。

でも、発声訓練や滑舌訓練を日々行っているホテルやレストランをあまり見かけることはありません。
ましてや、自分が話している言葉が、お客様にどのように響いているのか、
自分が使った言葉をお客様がどのようにとらえて下さったのかを、
検証しながら話している人も殆んどいません。

つまるところ、自分が発している言葉に対して殆んど興味を持っていないということです。

これは、私自身も含めて大いに反省すべきことです。

そこで一冊の本のご紹介です。

早稲田大学名誉教授 中村 明著 「語感トレーニング-日本のセンスをみがく55題」(岩波新書)

言葉自体が持っているイメージや意味をしっかり考え使う言葉を選ぶことで、
より正確に伝えることができる、ということを判らせてくれる本です。

さらに、日本語のもつ美しさや日本語の奥深さなども学ぶことができると思います。

滑舌の訓練も発声の訓練も重要です。

でも、日本語を好きになってたくさんの言葉を使いこなせるようになれば、
話すことが楽しくなると思うのです。

お客様と接していると結構たくさんの言葉を話していると思います。
結構多くの時間を離すことに費やしているのではないでしょうか。

その時間を、自信を持ってすごせるかどうか、楽しく過ごせるかどうか。
結構重要なポイントなのではないでしょうか。
 



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