エネルギー・ハーべスティング

2011年11月19日 |

エネルギー・ハーべスティングという聞き慣れない言葉ご存知ですか?(ってへんな聞き方ですが)

人や橋、高速道路等の振動、室内の照明光、クルマの排気熱、放送の電波などによって起こる身の回りに存在しているエネルギーを使って電気を起こす。そんな技術が注目されているそうです。
そういえば、以前テレビで、サッカーや野球のスタジアムに応援に来た人たちは飛び跳ねたり、足で床をドンドン踏んだりするたびに発電するシステムのことを特集していたのを思い出しました。
私たちは日常の生活の中で気づかないうちにエネルギーをつくっているのだそうです。
呼吸や歩行、何かモノを曲げたりひねったり。そんな行為がエネルギーを作っていて、それらのエネルギーを使ってごく微量の電気が作れるのだそうです。
そのことを“エネルギー・ハーベスティング”というのだそうです。
これらの身の回りのエネルギーを使って作ることのできる電力は、普通なら捨てられてしまうような極々わずかなエネルギーですが、これを有効利用する技術が注目されているのです。
電力が小さければ、その小さな電力で動く機械を作ればいいということで、様々な企業で実用化が進んでいるのだそうです。
人間の力は凄い。(凄いことを考え実用化できる人がいるもんだ)
技術の進歩によって周辺部品の特性向上が顕著で応用範囲が急速に拡大していて、それを牽引している物の中に無線ICというのがあるそうです。
無線ICには、非接触電力送電技術(電線などで繋がっていないのに電気を送ることができる技術)によって送られてきた電波や電磁波を電気に変換することで電池など無しに半永久的に使えるものもあるそうです。
これらの技術を使えば、例えば太陽光発電装備した宇宙発電所を作り、そこから電波として地球に送電することが可能で、安定的に太陽光発電を利用するシステムの構築が近未来の実用化に向けて研究されているそうです。
また身近な話では、すべての商品に小さな無線ICタグをつけることで、買ってきた食品を冷蔵庫に入れるだけで自動的に冷蔵庫内の食品リストを作って消費期限チェックをする賢い便利な冷蔵庫なども考えられているみたいです。

これが実用化されても原子力発電に取って代わることはすぐにはできないのでしょうけれど、そんなに大きな電力を必要としない機械や家電がいっぱい発明されれば、そんなにたくさん電力を必要としなくなる社会もできるんじゃないでしょうか。
クルマ社会でクルマ無しには生活できない世界を作り上げた時、クルマの排気ガスが問題になって、ハイブリッドや電気自動車がすぐ実用化されました。
福島原発の事故が起こって、原子力発電が最良の発電手段だと思っている人は少ないでしょう。
でも、経済や社会生活のことを考えると原子力発電に頼っている社会を作ってしまった現在、きっぱりと手を切ってしまうことは難しいという考えもあるのでしょう。
でも、きっと、凄い技術を考えて実現させてくれる人たちが出てきて、原子力に頼らなくてもいい社会を作ってくれるような気がします。
エネルギー・ハーベスティングという言葉に触れて少しだけそんな確信が芽生えてきました。
あまいかな。

ジブリの「風の谷のナウシカ」の中で、ナウシカの村のおじいさんが言っていた言葉を思い出しました。
『あんたたちは火を使いすぎる。そりゃ、わしたちもちょっとは火を使うがな。じゃが、多すぎる火は何にも生みゃあせん。』
少しで足りる社会ってことでしょうか。



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