「良質と上質」-7-

2012年07月21日 |

今回のテーマの始めの方でもお話しましたが、
「悪質な商品」とは“商品自体の質が悪い”というよりも、
それを取り扱う“人間の質に問題がある”場合の方が多いのです。

裏返して考えてみると、商品の“質”を左右するのは、
それを取り扱う人間の“質”ということになるのではないでしょうか。

例として取り上げたZIPPOやCROSSなどのブランドは、商品にこだわっているからこそ、
それを誇りに思い、それを守ろうとするスタッフの方たちの“質”を感じるのです。
そのスタッフの方々の“質”がブランドそのものともいえるのではないでしょうか。

自分たちの商品に自信を持ち、常にそれを利用してくださるお客様のことを思い、
商品を取り巻くすべてのことに責任を持つ姿勢。
それが、単に「良質」である商品と「上質」な商品との差を感じさせるものに違いありません。

例えば、前回の北京オリンピックの時に少し話題になった「魔法の砲丸」を作る日本人のお話。
覚えている方もたくさんいらっしゃると思いますが。
埼玉県富士見市、有限会社辻谷工業、辻谷政久さん。
辻谷さんの砲丸は、過去オリンピック3大会連続で金銀銅メダルを独占してきました。
辻谷さんの砲丸は重心の精度が高く記録の伸びる砲丸といわれていて、
北京でもメダル独占の可能性が高かったのですが、
サッカーアジアカップでの中国人が見せた日本人に対するむき出しの憎悪をみて
「職人の意地として中国には出せない」ときめました。

辻谷さんの砲丸に対する思いやこだわりが、北京への出場を止めさせたのでしょう。

商品の質とそれを作る人間のこだわりを感じさせるエピソードです。

今回のロンドンでは辻谷さんの砲丸は宙に舞うのでしょうか。




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